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kurobird’s diary

僕としてリアルな思考を垂れ流す。

科学とは何か

自分が物理学科だからか、物理学を用いてなら説明できる気がする。

 

例えば、誰かが独自の理論を構築したとする。

 

その理論は、既知の現象を説明できるとともに、新しい現象を予言する能力を持っていなければならない。

 

つまり、再現性と予言性の両方を兼ね備えている必要がある。

 

その予言が正しいかどうかは、実験や観測により判断される。

 

アインシュタイン一般相対性理論を構築し、それまでの重力の考え方に幾何学

という新しい見地を生み出した。

 

つまり、今まで知られていた重力に新しい説明をしたことになる。

 

同時に、一般相対性理論は水星の近日点移動、ブラックホール重力波といった予言をした。

 

今では、これらのどの予言も正しいことがわかっている。水星の軌道にはニュートン力学では考えられなかったズレがあったし、ブラックホール重力波は観測されている。

 

そういう訳で、一般相対性理論は物理学における立派な理論となっている。

 

まさに科学の正当な道のりである。

 

しかし、超弦理論はどうなのか?

 

超弦理論素粒子は一次元的な広がりを持つ弦であるという、新しい説明をしたが、未だに実験的に確かめられた予言をしていない。

 

その意味で、超弦理論は科学としては不十分なのである。

 

それでも、現在盛んに研究が行われている理論ではある。

 

理由はいくつかある。

 

ひとつは、現在知られている全ての相互作用や物質粒子を弦として統一的に理解できるということ。

 

これは物理学の究極的な目標のひとつだ。

 

また超弦理論は、そのエネルギースケールから、初期宇宙も記述できるため、宇宙論的にも興味深いものになっている。

 

さらに、確かめられてはいないものの、超弦理論は、超対称性や余剰次元といった面白い予言もしている。

 

このうち超対称性は、エネルギー的に近い将来に確認できるだろうと期待されている。

 

加速器などの技術があがり、超弦理論が正しいかどうかが分かれば、超弦理論は立派な自然科学の一員となるかもしれない。

 

それとも、実験によって思いっきり否定されるかもしれない。

 

それが分かるまでは、超弦理論は科学と呼べる条件を十分には満たしていないと思う。

 

以上、何を科学と呼べるかは書いたが、結局、科学とは何か、分かった気になっているという気しかしない。

 

気がするというだけだけども、何か抜け落ちてるような。

 

これから探っていけばわかるかもしれない。多分。