kurobird’s diary

僕の頭を垂れ流す。

故郷がない寂しさ

僕は転勤族で、小さい頃から日本の西側を転々としていた。とは言え、小学6年生に上がる前に今いる場所に引っ越して以来、僕自身はずっとそこにいる。父は単身赴任してさらに色々な場所を巡る事になったけど。

 

でも、引っ越しする事がなくなったからと言って、自分が根無し草であるような感覚が拭える訳ではない。それは僕にとってけっこう不安になる。一体自分はどこからやってきて、何故今の場所にいるのか。僕の起源はどこなのか。そんな不安だ。もちろん今いる場所にいるのは父の転勤の結果であって、何も不明な事はないはずなのだが、どうにも根無し草な感じが拭えない。

 

僕は、自分が生まれ育った故郷がある人々が羨ましい。彼らにとって、帰る場所はそこなのだ。帰る場所がある。子供の頃からずっとすごしてきた街がある。自分のルーツとなる場所がある。

 

僕には、そういう感覚がない。自分が生まれた場所はある。育った場所は複数だ。だから、生まれ育った場所というのがない。自分の確かなルーツがなくて、色々な場所に分散してしまっている。

 

今、僕が住んでいる街にはもう10年以上住んでいる。だからそこを僕の故郷としても別に良いはずなのだ。なのに、何だか故郷という感覚がない。まぁ多分、来月に今いる街を去ってから、急に懐かしくなって、寂しくなって、ああ、あそこが僕の故郷だったんだなと思うようになるのかもしれない。

 

でも、僕の家族は誰もそこにいない。兄弟は上京したし、両親は相変わらず転勤で遠い場所にいる。みんな散らばってしまった。故郷なのに、誰もいないのだ。